祭事・ならわし

  • 祭事・ならわし(季節)
  • 祭事・ならわし(通年)
行事名 月日 名称 いわれ
元旦 1月 鏡餅 【おそなえ餅】
大小一対の餅をまるめて飾ります。
うらじろ、昆布、橙、ゆずり葉などを飾りとして赤へり(のし紙)の上に乗せます。
【うらじろ】
しだの葉の一種。葉の裏も白いことから、隠し事がないという意味で使われます。
【ゆずり葉】
次の代への受け継ぎがスムーズに続きますように、という願いが込められています。  
成人式
入学式
七五三
1月
4月
11月15日
お赤飯 成人式、入学式、七五三(男の子は数えの 5 歳、女の子は数えの 3 歳、7歳に成長を祝う)などのお祝いの時には、やまがた屋では、お赤飯をご用意しております。
お赤飯は、赤米という古代米がルーツだと言われており、古くから神事やお祭りの席で赤米が用いられてきたようです。
襟掛け餅 2月8日 襟掛け餅
(えりかけもち)
子供の成長を祝い、除災を祈る行事です。
紅白のもちを握りこぶし大に丸めて麻のヒモに通し、 7 歳以下の子供の襟にかけ、神参りや近所をまわります。
もちの数を、数え年より 1 つ多くするのは、来年まで無病息災で成長するように、という祈りが込められています。
節分 2月3日 恵方巻
(えほうまき)
健康を願い福を祈って節分の日に行われる行事のひとつです。
「恵方」(えほう)とは陰陽道(おんみょうどう)によって決められるその年の縁起のいい方向のこと。
その方向にむかって節分の夜に切っていない巻寿司を無言で食べて、一年の健康と幸福を願います。
もともと名古屋や愛知など、関西で盛んに行われていた行事です。
やまがた屋では、食べやすい中巻きの恵方巻をご用意しております。
桃の節句
雛まつり
3月3日 菱餅
(ひしもち)
雛人形を飾り、女の子の健やかな成長を祝う行事です。
3月の最初の「巳」の日に、水神を祭り、人形(ひとがた)にけがれを移して川に流し、お払いをした事が始まりだと言われています。
お彼岸 3月21日
9 月 23 日
ぼた餅(春分)
おはぎ(秋分)
春分、秋分の日を中日に、その前後各 3 日をあわせて 7 日間をお彼岸といいます。
彼岸は仏教用語で、こっちの世界の此岸(しがん)から、彼方にある涅槃の世界をさしていて、もう一つの世界から、死者がこちらの世界を訪れるという信仰を元にお墓参りをします。
ぼた餅とおはぎは同じもので、 春の お彼岸 に作り、あずきの粒をその季節に咲く「牡丹」に見立てたのが、 ぼた餅 。
秋の お彼岸 に作り、あずきの粒をその季節に咲く「萩」に見立てたのがおはぎだと言われています。
端午の節句 5月5日 柏餅 男の子の健やかな成長と立身出世を祝って鯉のぼりや兜と人形などを飾る行事です。
また、菖蒲湯に入り邪気を払います。
中国の風習が日本に伝わってきたと言われています。
柏餅は、皮となる餅を蒸しあげ、中にあんを入れ、二つ折りにして柏の葉で包んだものです。
柏の葉は、新芽が出ないと古い葉が落ちないため、家系を絶やさない縁起の意味があります。
やまがた屋では、柏餅の皮に使う粉は、伝統的な味の文化を守るため、米の粉を使用しております。
お盆 8 月 白ふかし
( 白い豆を入れたおこわ )
祖先の霊を迎えて慰める行事です。祖先の霊を家に迎え、供物を供えて供養する風習です。
土地によっていろいろですが、13日の夕方に戸口で「おがら」を焚いて迎え火で魂をお迎えし、16日に送り火を焚いてお帰りいただくのが現在では一般的です。
白ふかしは、帰ってきた魂の為の供え膳です。
やまがた屋では、豆に「白手芒(しろてぼう)」を使用しています。
中秋の名月 8月15日
9月13日
月見団子 陰暦 8 月の十五夜、 9 月の十三夜の名月に、夏の作物の収穫もほとんど終わって、稲刈りをするまでの手のあく時期に、稲の豊作を祈る祭りを行ったことが始まりとされています。その年の収穫物を月に備える風習が各地に残っており、「芋名月」などとも呼ばれます。 現在のような月見団子を供えるのも、芋も団子も丸いことから、風習が変形したと考えられています。
団子の数は、十五夜は 15 個、十三夜は 13 個供えます。
やまがた屋では毎年、お客様にすすきと萩をサービスさせて頂いております。
行事名 いわれ
お供え 家の骨組みが完成したことに喜び、感謝して行う儀式を、建前(たてまえ)と言います。地方によっては、上棟式または棟上とも呼ばれます。
紅白の餅や、お金、お菓子などを投げて、無事に棟が上がったことを祝います。
三つ目のぼた餅 出産後3日目に、親戚やお世話になった方々に、無事出産したことをご連絡・お礼を兼ねてぼた餅を贈ります。
もち米は、昔から乳の出をよくすると言われており、本来はお産を終えた母親に対して拵えられていたもののようです。
誕生餅 お米の一升と人間の一生をなぞらえて、一升餅・一生餅とも呼ばれます。
1歳の誕生日を祝って、餅を風呂敷で包んだり、麻紐で縛ったりして子供の背に負わせ、一生食べ物に困りませんように、という願いを込めて行われる風習です。
「ころばせ餅」「力餅」ともいわれ、早く歩きすぎる子は家を離れてしまうとして嫌い、わざと重い餅を子に背負わせて転ばせ、いつまでも家にいて欲しいという親心から行われるようになりました。
やまがた屋では、赤ちゃんに背負わせやすいように楕円形に丸め、寿の文字を入れております。
ひっぱり餅 四十九日の法要の時に、三升の米で作ったもちを49個丸めて、めかご(目の荒いざる)に入れてお寺に供えます。
残った餅を、兄弟同志でひっぱりながら、手で引きちぎって塩などをつけて、泣きながらいただくならわしで、これは親しい者だけで行ない、そうすることによって成仏往生を願う食い別れとなります。
三升の米でもちをつくのは忌みきらうとされている。